南欧の猛暑と干ばつ

オリーブオイル業界に激震が走っています。
今年の夏に南欧を襲った猛暑では亡くなる人が相次ぎました。
干ばつも深刻です。
この状況はオリーブ樹にとっても非常に厳しいものです。
著しい暑さと水分不足により、オリーブ樹は水分を節約するために果実を落とすか、子孫を残そうとして果実を付け続けて樹自身を犠牲にします。
欧州が観測史上最も暑い夏となった昨年もオリーブは不作だったため、オリーブオイルの量販価格は昨年同期比の2倍となっています。
上記の状況により、今年の欧州のオリーブオイル生産量は前年比で3割あまり落ち込む可能性があると識者は指摘しており、今後も価格高騰は続くとみられます。
オリーブオイル需要のほとんどを欧州からの輸入に依存している日本。
国内のオリーブ生産者に対して、この状況はどう働くでしょうか。

オリーブオイルが生活必需品である欧州。その価格高騰は日本において米価が跳ね上がるようなものです
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